2018/09/27
「広告セミナー」が開催されました
9月27日(木)、今年で26回目を迎える「広告セミナー」が熊本広告協会と熊本広告業協会との共催でシアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)にて開催されました。
タイトル:「ナショナルクライアントの宣伝戦略 ~JALの場合は~」
当日は会員及び学生ら約80人が参加。
熊本広告業協会 稲富会長による挨拶後、講演がスタート。
講師:川村 怜氏
日本航空株式会社 宣伝部 企画媒体グループ
アシスタントマネージャー
1969年 大阪生まれ。早稲田大学出身。株式会社電通関西支社にてコピーライターとして24年勤めたあと、昨年12月末に退職。 2006年日本航空入社。東京支店国内販売部、国内営業本部、Web販売部を経て、現在、宣伝部企画媒体グループにて日本地区(国内線、国際線)の宣伝コミュニケーションを担当。熊本復興支援として熊本地震後の、嵐を起用した阿蘇で撮影した夏のキャンペーンCMにも携わった。
▼講演後の記念写真
副島 熊本広告協会会長と稲富 熊本広告業協会会長と3人で。
学生参加者の感想
坂本 杏梨沙 熊本学園大学 商学部3年
本日、JALの宣伝戦略についての広告セミナーに参加させていただき、JALが経営成績の上昇や顧客満足を獲得するために行なっている取り組みや考えを知ることができ、とても勉強になりました。JALに限らず自社の利益追求を行うためには、費用削減や新しい取り組みを行う必要があると私は考えます。JALも様々な戦略を行なっていましたが、その中でも利益追求だけでなく、お客様の事を常に一番に考えていること、「誰に」を追求することが、初Wi-Fi無料やお客様に合わせた媒体、クリエイティブを生み出すことにつながるのだなと思いました。また、近年ではマスメディアよりもWebコンテンツの利用が増加していますが、片方のみに力を入れるのではなく、どちらも活用することで、年代問わず顧客に情報を発信・共有でき、新規顧客獲得につながるのだなと思いました。今回参加させていただいた広告セミナーの内容を頭に入れ、今後の講義やゼミに活用していきたいです。
川本 穂乃花 崇城大学 芸術学部デザイン学科3年
今日はJALの宣伝戦略についての話を拝聴しました。その中で私が最も印象に残った点は「『誰』を明確化しターゲットを絞り、落とし込む」ということです。まず顧客の心理や価値観をSSP調整で把握した上で、基本的なデモグラフィクスも掛け合わせ、セグメント化します。そしてそれぞれに合った広告を作り、WEBとマスメディアを連携し効率よく伝え、認知度を高め、企業自体の成功へと繋げてらっしゃいました。
人それぞれ違った感性や価値観を持っている訳ですが、それぞれに響くような広告を作ってらっしゃって私自身も衝撃を受けました。
また、本日のお話を聞き先日伊丹空港に行った際のことを思い出しました。そこでは壁一面にJALの食い倒れ人形の写真が貼ってあったのですが、私は反射的に写真を撮りInstagramへと載せていました。まんまとJALさんの戦略に引っかかり、自ら積極的に拡散していました。
現在、SNSが発展する中で、その発展を上手く活かし、広告を作り、売り上げにも大きく関わっている宣伝部は奥が深いと思いました。
とても興味深い身になる貴重なお話聞けてよかったです。